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ぴよこ店長。


by yumico_san

書くかどうか迷ったけど書いた日記

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更新が遅れましたが、無事に戻って参りました。
元気ですヽ(^o^)丿



私の実家は無事でしたが、町の中は
道路がグニャグニャ凹凸していて
車で走ると、いたるところでバウンドします。
皆、所々で徐行しながら慎重に走っていました。



            実家前の道路にも亀裂→




かつて部活やマリンスポーツでとてもお世話になっていて
被害の大きかった閖上(ゆりあげ)という海辺の町に家族と花を手向けに参りました。

瓦礫の山となってしまった町の様子は、TVやインターネットの情報で
さんざん見て充分覚悟ができていると思っていたのに
実際に現場に立つと、想像を絶する凄まじい光景に
言葉が出ず、とてもカメラを向けることができませんでした。
本当に何もかもなくなった瓦礫の街が何キロも何キロも何キロも続いているのです・・・・


防風林がなくなり丸見えになった海は、お日様に照らされ
静かにキラキラ輝いていて、アレが全てを奪っていったとは信じられず
仲良しだと思っていた海の力と恐ろしさを思い知らされました。

本当に街中にボコボコと船があるのです。
かろうじて建物が残った家にも1階には船が突っ込んでいたり
2階の屋根にはペシャンコになった路線バスが貼りついていたり
(想像しにくいでしょうけれど本当なのです)

瓦礫撤去の傍には棒を持った自衛隊の方が不明者を探して下さっています。
全国各地からの警察、自衛隊の方とすれ違うたびに
思わず頭を下げずにはいられませんでした。
ありがとうございます、ごくろうさまです、まだまだよろしくお願いします。



実際、被害が大きくなかった場所ではほぼ平常の生活を送ることができ
TVではすっかり「復興」ムードが漂っていますが
まだまだまだまだ復旧レベルはゼロにも届いていない場所がたくさんです。

被災県では今もTV全局、画面にL字型で「給水情報」や「罹災証明について」などの情報が
テロップで流れっぱなしの(それが必要な)状況です。


町が戻っても家族が戻らない、未だ見つかっていない方もたくさんいます。
その方達にとっては復興も復旧も別の話で
「家族を探したい」気持ちはずっと変わることなく今も苦しんでいらっしゃいます。

一見きれいに見える田んぼも一度海水につかり、
お米を作れるまでにはどれだけの時間とお金と労力がかかることでしょう。

原発の影響で苦しんでらっしゃる方もたくさんいます。

そして全国各地、
直接被災していなくても大きな損害を受けて苦しんでいる企業やお店がたくさんあります。


全国的に元気が出て欲しいけれど、決して薄れてはいけないと痛感しました。



帰省して惨状を目の当たりにし、
これを私の言葉ごときで伝えられるだとうか
写真すらないのに表現できることはあるのだろうか、とても悩みました。
震災以来
正直、Con te の名を語るこのブログでこれについて語るべきか、とても悩みました。

しかし、Con te だからこそたくさんの方に見て頂けているブログですので
微力ながら、「薄れる」ことのないよう思いのたけを書かせて頂きました。
お読み下さりありがとうございます。


そうそう、目線の違うこんな言葉も紹介しておきます。
被災で休職を余儀なくされながらもボランティアで頑張る親友から
「湘南ナンバーの消防車が走ってた!yumicoが送ってくれたみたいで涙が出た!」
姉夫婦は「連なって走る他県からの
レスキュー車や特殊車輌を見ながら有難くて泣いた」そうです。
皆、様々な方の活躍を泣くほど実感してくれています。
(ごめんね私、消防車送ってないけどね!(^_^;))

もうひとつご紹介『名取市閖上(ゆりあげ)復興支援のブログ』これが現実です。
多くの方に見てもらうことを望んでいらっしゃいます。
ご紹介することしかできませんが、応援のひとつになればと思います。
辛いこともありますが、ぜひ3月15日の日記(最初)からご覧頂きたいです。
by yumico_san | 2011-04-25 19:28 | 日記